こんにちは、サウナ王です。
カルディコーヒーファームへ行くと、必ずコーヒーの試飲をしている。
その試飲コーヒーをいただきながら、店内を見歩いていると、見慣れない商品に出会うことがある。
例えば私の好きなメキシコ料理関係の食材である。
無料のコーヒーサービスを行うことで、店内の商品を見てもらうチャンスをつくっているのだろうが、これは非常に効果的な戦略といえる。
もちろん、主力商品であるコーヒーを試飲させることで、コーヒーの売上に直結するのであろうが、コーヒーをもらい入店したお客様を観察すると、熱いコーヒーを飲み終わるまで店内から出ない人が多いことに気がついた。
飲み終わってから、出入口のゴミ箱に紙コップを捨ててから帰る人が多い。
もらってすぐに出ていく人はほとんどいない。
一杯飲み終わるまでに早くても1、2分はかかる。
その時間があればそれほど広くない店内の商品を一通り見ることができるわけだ。
私が見たときは7人に一人が何らかの商品を購入していたが、これは高確率ではないだろうか。
もちろん、その中にははじめから購入予定で試飲しているお客様もいるだろうが、費用対効果的にはかなり優れた戦略だと思う。
コーヒーの原価はそれほど高いとはいえない。
欲を言えば、ピークタイムだけでも、コーヒーだけではなく、他の試飲や試食をしたら、さらに売上が上がるはずである。
なぜなら、日本人は試飲や試食に弱いからである。
国民性だろうが、一方的にもらうだけだと、申し訳なく思うのかもしれない。
さて、温泉施設、温浴施設ではこの戦略はつかえるだろうか?
もちろん、つかえる。
売店で販売する商品の試食でも良いし、新メニューの試食でも良い。
実際に新しいおつまみをお客様に試食していただいたことがあるが、試食をしていただいた方の二人に一人が御注文してくれたのである。
その商品はおつまみトンテキである。
よくこんなことを言う方がいる
「料理は美味しいんだけど、出ないんだよねー」
お客様は失敗したくないのである。
本当に自信がある美味しい料理であれば、試しに試食サービスをすれば良いと思う。
本当に美味しければ、それがきっかけとなり注文が入るはずである。
もし、注文が入らなければ、実は自分が思っているほど美味しくないのである。
実はこの試飲試食サービスは他にも効果的なやり方がある。
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田 広