未だかつて、温浴業界にはこれらのことをまとめた経営の手引書はありませんでした。
これでは温浴業界の発展を遅滞させ、未来は決して明るくはならないと考えた結果、経営者様や施設責任者様だけではなく、スタッフの方々の人材育成にも使用できるようにと、難しい漢字や難解な専門用語などは使わず、分かりやすい読み物として、まとめ直しましたので、幹部勉強会やスタッフ勉強会のための教材としてもご活用いただけます。
是非、この機会にご活用いただき、地域一番店を目指してください!
簡単にいいますと、第一印象が良ければ良いほど、ご来店に繋がるという理論です。
例えばホームページや野立て看板、雑誌広告、チラシ、近親者からの口コミなど、お客さまがご来店前に施設情報に最初に接する機会を大切にし、その際の印象をできるだけ良くすることがご来店率を高めることになるという理論です。
近親者からの口コミだけは直接的に操作すること(間接的には操作します)はできませんが、それ以外に関しては好印象を与えるポイントさえ押さえておけば来店率を高めることは難しくありません。
そのポイントについてのご説明は『太田理論』をご参照ください。
この理論はご来店されているお客さまは大きく分けると2つの範疇に分けることができるというものです。
その二つとはサウナ客とお風呂客(温泉客含む)です。サウナ客とはサウナが好きで、サウナに入りに来るお客さまです。この方々は極端なことをいうとお風呂の浴槽は要りません。水風呂の浴槽があれば十分です。
それに対して、お風呂客はサウナにはほとんど入りません。そのかわり、多くの浴種を楽しみ、温泉や露天も好きです。この方々には自分の好きな浴種があります。寝湯やジャグジー、電気風呂、薬湯風呂、炭酸泉、熱湯、ぬる湯、半身浴、深湯といった中に特に気に入った浴種があり、その浴種を中心に入浴しにご来店されます。
いろいろと分析して分かったことですが、サウナ客の方が飲食やマッサージをする確率が、お風呂客の3倍以上であることが分かりました。これは施設の規模や業態によっても違いますが、サウナ客の方がお風呂客よりも、お金を使うということです。
ということはサウナ客が増えた方が、安定的な売上確保につながるわけです。
サウナ客が増えるための対策については『太田理論』の中でご説明していますので、そちらをご参照ください。