こんにちは、サウナ王です。
NIKKEIプラス1に子供がリラックスできるときと題した調査結果が発表されていた。
小学5年から中学3年までの男女200人を対象に「リラックスできるとき」について複数回答で聞いたところ、
1位 お風呂に入っているとき
2位 テレビを見ているとき
3位 夜寝ているとき
4位 ベッドで自分の部屋で横になっているとき
5位 友達と直接会っておしゃべりしているとき
6位 好きなお菓子を食べているとき
7位 テレビゲームをしているとき
8位 家族で夕食を食べているとき
9位 トイレに入っているとき
10位 スポーツをしているとき
という調査結果であった。
人知れず悩みを抱えている子どもたちはストレスを発散する場所を求めている。
なんと!それが、お風呂だったのである!
これは温浴業界にとっては朗報といえる。
なぜなら、子どもの頃から、お風呂でストレスを解消しリラックスしている子どもたちは大人になってからも同じような行動を取り、温浴施設に行きストレスを解消する可能性が高いからである。
調査によると、お風呂での楽しみ方は「1人でボーっとできる」(小学生)、「好きな音楽を聴きながら歌っている」(中学男子)など様々で、中には「冷え症なので」(小学女子)といった切実な悩みもあったそうであるが、実はお風呂好きは女子に多いと思いきや、小学生、中学生ともに男子の割合が高く、6割前後が選んだそうである。
なんと!これは素晴らしいことである!
特にこの男の子たちが将来サウナ好き、水風呂好きになる可能性が最も高いからである。
重要なことは子どもの頃から習慣化させることである!
将来のお客様を子どもの頃から育てるのである!
ところで、温浴・温泉施設の中には小学生以下のお子様をお断りする施設も増えているが、正直成功している施設は少ない。
成功しているのはごく僅かなグレードの高い温浴施設だけである。
中途半端な温浴・温泉施設が子どもの入館を拒否しても、そのことで子どもを嫌がる大人が増えて売上が上げるかというと、そうではない。
逆に子どもを拒否することで、その家族も含めた売上を喪失し、トータルで見たときに、家族連れを入館させていた時の方が、売上が高いのが実情である。
これでは子どもの入館を拒否する意味が全くない。
本末転倒と言わざるを得ない。
子どもは一人では来ない!
子どもは必ず誰かを連れて来てくれる!
子どもを受け入れることで、館内インテリアや設備の破損が多くなるかというと、ほんの僅かな影響しかないのである。
確かにオペレーションだけを見れば大人だけの方が楽だが、手間を惜しんで売上を喪失するよりも、手間を掛けて売上をきちんと上げる方が良いに決まっている。
ところで、中には子どもの入館を認めていても、オムツの取れていない子はお断りとしている温浴施設も多い。
なぜそうするかというと、浴槽の中でうんちやおしっこをされないようにだが、お年寄りも同様のことは度々起きるのである。
弊社の直営施設でも、オムツの取れていない子よりもお年寄りにされることの方が数倍多い。
であれば、出来るだけファミリーに来てもらう方が良いに決まっている。
それにオムツの取れていない子どもがいる親は心身ともに疲弊していることが多い。
実は親にとっても温浴施設は必要なのである。
ようはオムツの取れていない子の入館を拒否しているということは温浴施設を本当に必要としている人たちを拒んでいるのである。
温泉・温浴ビジネスは地域社会に貢献できる素晴らしいビジネスのはずなのに、温浴施設側が拒否したら、地元に根差した経営は絶対に出来ない!
私が予てよりずっと言い続けているように、温浴・温泉ビジネスは3世代が一緒に楽しむことが出来る素晴らしい事業である。
子どもを拒否するのではなく、ファミリーに出来るだけ多く来館してもらうように温浴施設全体で取り組むべきである!
少子高齢化が叫ばれる中、せっかく子どものストレス解消、リラックスするための場所にお風呂が選ばれたのだから。
家族連れを呼ぶための工夫については皆さんの温浴・温泉施設でも、ハード・ソフトそれぞれ取り組んでいることと思われるが、多くの施設が間違っていることがある。
それは子どもが心身ともに楽しめるようになっていないことである。
ようはハード・ソフトのどちらも、ただあるだけ、ただやるだけで、温浴施設側の独り善がり、自己満足に終わっているからである。
自己満足に終わらず、本当に家族連れを呼びたいのなら、押さえるべきポイントが3つある!
それについて詳しくお知りになりたい方はご連絡いただきたいと思う。
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田 広