こんにちは、サウナ王です。
神奈川県の某スーパー銭湯に行った時のことである。
5人連れの家族が、お子様ランチを2つと定食や麺類、サラダなどをオーダーしていた。
最初に出てきたのは親の麺類やサラダ、次に親が注文した定食が来た。
その後、5分ぐらいしてからお子様ランチが2つ来た。
お子様ランチが来たのはオーダーしてから、14分後である。
もちろん、両親は怒っていた!
残念だが、この家族は二度とこのスーパー銭湯には来ないかもしれない。
見たところ、入浴料も含めればこの家族の利用料金は7、8千円だろう。
仮にこの家族の利用料金が8千円だとして、もし、この家族が月2回来ていたら、1万6千円が失われることになる。
月4回来ていたら3万2千円の損失。
年間38万4千円の損失である。
問題はこのスーパー銭湯が失ってきたのは一家族だけだったのだろうか?
もし、このような家族が10家族いたとしたら、合計金額は384万円である。
そう、社員が一人雇用できる金額だ。
他にも失っている家族がいれば、この見えない損失は莫大な金額になる。
このようなことが起こったのは、偶然だろうか?
最後にお子様ランチを持ってきたのはアルバイトではなく、社員のようだった。
だが、そのスタッフは最後にお子様ランチを出したことに対する謝罪の言葉を何も言わなかった。
ようはこのスーパー銭湯では
「お子様ランチは最速で提供しなければならない」
ということを教育されていないのである。
もちろん、このようなことが起きていることをこのスーパー銭湯の支配人や経営者は全く知らないのだろうが、この損失は大きい。
さて、我々はこれを「対岸の火事」と言って、うちの施設ではこんなことは起きてはいないと言えるのかということである。
全ての問題は現場で起きている!
そして、その答えも現場に必ずある!
ちょっとしたことや現時点では大した問題ではないと思えることでも、発見が遅れたり、気付いてもすぐに対応しないと、後々取り返しのつかない大問題に発展することがたくさんある。
重要なことは早期発見である。
早期発見する上での一つの方法はミステリーカスタマーである。
ミステリーショッパーまたは覆面調査ともいう。
皆さんの施設でも、一度ミステリーカスタマー(ミステリーショッパー)をやってみてはどうだろうか。
まったく気付いていなかった発見があることだろう。
弊社のミステリーカスタマー(覆面調査)についてはこちらをご覧いただきたい。
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田 広