こんにちは、サウナ王です。
ある外資系企業のレポートに、パートタイマーの母親の雇用に積極的な姿勢を示している国が掲載されていた。
上位5ヶ国
1.日本
2.インド
3.中国
4.メキシコ
5.オーストラリア
このレポートによれば日本は一番だそうである。
確かに温浴・温泉施設においても、主婦の割合が1/3以上の施設は多い。
中には半数以上の温浴施設も存在する。
ところで、最近のパートアルバイトの主婦と、10年以上前のパートアルバイトの主婦を比較すると、以前であれば、ほとんどの主婦は料理が作れたものだが、最近はあまり得意ではない主婦が増えているように思う。
また、働く上での心構えにも違いを感じる。
だが、その一方で貴重な戦力として素晴らしい働きをする主婦のパートアルバイトもたくさん存在する。
素晴らしい働きをする主婦と、そうでない主婦の大きな違いは育ってきた環境の違いでしかない。
一人ひとりの能力的なレベルはほとんどないと言える。
重要なことは戦力化するための教育に施設側がきちんと取り組んでいるかという問題である。
ところで、弊社のクライアントで、30名以上のパートアルバイトに対して半年以上もスタッフ研修を行っているサウナ施設がある。
そのサウナ施設の経営者は人材の大切さを事ある毎に話し、
「うちには人しかない、人以外には何もない」
と言い切る。
実際に幹部社員だけではなく、一般社員、パートアルバイトにも、常に研修を行っている。
仕事がら、たくさんの温浴・温泉施設の従業員を見てきているが、このサウナ施設のパートアルバイトは圧倒的にレベルが高い。
これは弊社のクライアントだから言うのではない。
リーマンショック以降、業績が下降しているサウナ施設が多い中、実際にこのサウナ施設は毎年前年売上を大幅に超え続けている。
その施設での研修内容は接客応対に関するものから、お客様の満足度を上げる方法、売上を上げるための方法、管理者としの心構え、コスト削減方法、販促営業の方法、コミュニケーションの取り方など、多岐にわたる。
パートアルバイトを戦力化したいという経営者や施設責任者は多いが、実際に研修を行い、成果を出している温浴・温泉施設は少ない。
理由はやっても意味がない、業績向上にはつながらないと思い込んでいる経営者が多いためである。
だが、パートアルバイトのうちのたった2、3人、あるいは一人でも、社員以上の戦力にすることが出来れば、業績は必ず向上する。
ある美術館のガイドの話だが、その美術館には毎日多くの来館者が訪れる。
その中には子供たちのグループもある。
子供たちに絵の説明をしていると、つまらなさそうにしている子や、おしゃべりをしている子、おふざけをしている子など、話を聞いていない子たちがほとんどだそうである。
だが、その中に少数だが、目を輝かせながら一生懸命ガイドの話を聞いている子たちがいるそうである。
ガイドはその子のために一生懸命話をするそうである。
将来、その子が芸術の世界に生きることになるかもしれないということを考えながら。
研修を行っても、ほとんどのパートアルバイトが仕事で活かすことが出来なければ意味がないと考えるのか、たった一人、あるいは二人だけでも、仕事の仕方や勤務態度に変化が現れたり、ミーティングなどで素晴らしい提案をするようになれたことを評価するのかは経営者の判断するところであるが、成長した一人、あるいは二人が、施設運営に与える好影響は計り知れないものがある。
施設従業員の8割から9割はパートアルバイトである。
ようはパートアルバイト抜きでは施設運営は出来ないと言わざるを得ない状況である。
本気で業績を向上させたいと思うのであれば、
パートアルバイトの戦力化は避けては通れない道であり、そのための研修を行わなければならないと覚悟を決めるべきである。
実際にどのように研修を行えば良いのか?
短期間で戦力化するための研修内容は?
などのお悩みについては、ご連絡いただければ詳しくご説明させていただくが、まずはこちらをご覧いただき、御社が自ら研修を行う際の参考にしていただければ幸いである。
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田 広