こんにちは、サウナ王です。
社会人になり、当時の上司から新聞を読めと言われて以来、20年以上、日経新聞を購読している。
中でも、「私の履歴書」は楽しみの一つだ。
今日からは演出家の蜷川幸雄さんだ。
私の履歴書は政治家、文化人、経営者などの話が聞けるので非常に面白い。
先月までの大和ハウス工業会長 樋口 武男氏の話は刺さる言葉が非常に多かった。
最終日の「平凡な人間が非凡なことを成す唯一絶対の方法が、『凡時徹底』だ」という件があるが、まさにその通りだと思う。
私もそれ以外に方法は無いと思うが、頭で分かっていても実際には出来ないのが『凡時徹底』であり、これが出来るから非凡なのだと思う。
温泉・温浴施設においても、「凡時徹底」は必要不可欠である。
どのような...
こんにちは、サウナ王です。
東京電力は4月1日から事業者向け電気料金の一斉値上げを行おうとしている。
平均17%も値上げしようとしている。
だが、昨日、世田谷区がそれに反対を表明した。
この世田谷区の反対表明で分かったことだが、契約期間中であれば現行料金が適用されるため、3月30日までに申し出れば値上げを拒否することができるのだ。
だが、そんなことは東電からの通知書には明記されていない。
だまし討ちである!
東京電力は最悪の会社といわざるを得ない!
値上げ発表以降、弊社のクライアントだけではなく、その他の温泉・温浴施設の経営者とも話をしたが、全員憤慨していた。
今回の福島原発の問題は前々から学者が指摘していた予測を無視した結果であり、今回の事態は予測の範囲内であったのである。
こ...
こんにちは、サウナ王です。
私にはコンサルティングを行う際に心がけていることがある。
それは、クライアントの会社の
「私が社長であればどうする」
と常に考えることである。
それが、コンサルティングの
「本気度」
を高めることにつながるからである。
もちろん、「自分が社長」と考えても想像の域を出ないのは十分分かっている。
だが、そうしないよりもやった方が、上辺だけの薄っぺらいアドバイスよりも、かなり良くなることも確かである。
それは実際にクライアントの業績を上げていることからも実証することができる。
そのため、私はクライアントの幹部スタッフにも、それを要求している。
少しでも「社長の気...
こんにちは、サウナ王です。
今は亡きスティーブ・ジョブスの言葉に
「即戦力なんて存在しない。だから育てるんだ」
という名言がある。
温泉・温浴業界では、新規開業時以外でも、社員が退職した際などに即戦力を求める傾向が強い。
ほとんどの場合、現在のスタッフを育てようという気はない。
だが、実際に他の温浴施設で働いていたという支配人や社員を雇ってみると9割以上が役に立たない。
理由は温浴業界自体の施設経営のマネジメントレベルが低いからである。
例えばタイムマネジメントを行っている温泉・温浴施設が日本にどの程度存在するだろうか?
温浴施設経営者の多くはそこまでやる必要がないとか、手間がかかるとか言うだろう。
だが、飲食業界やスーパー...
こんにちは、サウナ王です。
今日は3月11日。
東日本大震災、あれから1年が経過した。
亡くなられた方々にはご冥福をお祈りする。
1年が経過するが、温浴業界を取り巻く環境も決して良くはなっていない。
4月より電気料金が大幅に値上げされる。
電気だけではない。
ガスも同様である。
今年からエネルギーコストは大幅にアップし、特に関東の温泉・温浴施設はさらに厳しい経営環境となる。
すべては東京電力が起こした人災のせいである。
東京電力は原発問題という世界に類の無いレベルの大問題を引き起こした。
すべての責任は東京電力にある。
にもかかわらず東京電力の役員は今も高い報酬を取り、値上げしようとしている。
値上げがやむを得ないとしても、少なくても役員は無報酬で死ぬまで働くべきで...
こんにちは、サウナ王です。
今日は3月7日、サウナの日である。
3+7ということで、今日は10回もサウナに入った。
さて、私のことはさておいて、全国のサウナ施設、温泉・温浴施設ではイベントを開催していることと思われるが、せっかくのサウナの日にもかかわらず、何もイベントを開催していない施設も存在する。
なぜか、経営者の中にはイベントは手間が掛かるわりにお客様が反応しなくなったと言って、やらない経営者が増えている。
確かに4、5年前に比べ反応率は極端に下がっている。
だが、厳しい時代だからこそ、是非、積極的にイベントを開催してほしいと思う。
少なくなったが必ず反応するお客様は存在する。
そして、少ないながらもそのイベントに反応したお客様が、どの部分が琴線に...
こんにちは、サウナ王です。
私のクライアントのサウナ施設にはロウリュが好きで、ロウリュの時間に合わせて来店するお客様が数え切れないほど存在する。
だが、ロウリュを行っているサウナ施設、温泉・温浴施設の経営者やスタッフ、ロウリュをやれば集客できますよと言っているコンサルタント、温浴関連の業者さんたちでさえ、
「なぜ、ロウリュが良いのか」
を知らずにやったり、コンサルしたりしているのである。
だから、内容が浅かったり、ただのおちゃらけエンターティメントになってしまうのである。
本当のサウナ好き、サウナマニアの気持ちになれない中途半端なレベルであればやらない方が良いのである。
そうならないためにお願いしたいのが、サウナ経営者、温泉・温浴施設経営者にはサウナ好き、サウナマニアになっていた...
こんにちは、サウナ王です。
昨日、東京ビッグサイトで開催されている国際ホテル・レストランショーに行ってみた。
ほぼ毎年行っている展示会であるが、今年は酷かった。
ここまで参考になるものが無かったのは初めてである。
震災、原発の影響だろうが、出展社も減っているのではないだろうか?
温浴関連ゾーンも年々縮小の傾向にあり、温浴業界自体そのものといった印象である。
クライアントの経営者の皆さんも見に行ったそうだが、参考になるものが無かったとのことであった。
このままだと、温泉・温浴業界の未来はどうなることか?
温泉・温浴業界を救うには何らかの起爆剤が必要なことは明らかだ。
私も必死で起爆剤について考えているが、「これだ!」といったものが思い浮かばない。
もちろ...
こんにちは、サウナ王です。
今日はお薦め本についてお話したい。
クライアントのパート・アルバイトさんや幹部スタッフに読んでいただいている本がある。
【パート・アルバイトさん向け】
・ 「人を動かす」(創元社:D・カーネギー著)
人を動かす秘訣について非常に参考になる本
・ リッツ・カールトン超一流サービスの教科書(日本経済新聞出版社:レオナルド・インギレアリー&ミカ・ソロモン著)
リッツ・カールトン関連書籍の中では、より実戦的な本
【幹部・経営者向け】
・ 思考は現実化する(きこ書房:ナポレオン...
こんにちは、サウナ王です。
ある温浴施設のレストランの話しである。
そこでは2人のスタッフが接客をしていた。
スタッフの動きを見ていると、おもしろい動きをしていた。
例えば、お客様がお帰りになったあと、後片付けをするわけだが、まず食器類を厨房に運んで行った。
その後、戻ってきて急須や茶碗などを厨房に運んで行った。
その後、また戻ってきてテーブルを拭いたのである。
もう一人のスタッフも、ほぼ同様の動きをしている。
お客様は3組しかおらず、けっして混んでいるわけでもないし、オーダーが立て込んでいるわけではない。
時間も15時を過ぎていたし、テーブルの食器も、一回ですべて下げられる程度の数である。
なぜ、このようなことをしているのだろうか?
一般的なレストラ...