こんにちは、サウナ王です。
私は餃子の王将の会員である。
学生時代に初めて餃子の王将に行って以来25年、四半世紀が経った。
餃子の王将には『ぎょうざ倶楽部』という会員制度がある。
この会員制度が非常に良くできていて、私は温浴施設でも参考にすべきだと考えている。
『ぎょうざ倶楽部』の会員特典は下記の通りである。
・税込ご利用代金5%割引き
・お誕生日月に1,000円割引き
・抽選で2,000円分のお食事券をプレゼント
http://www.ohsho.co.jp/1108poster.html
会員になるためには募集期間である8月1日~11月30日までに500円ごとに1回押印されるスタンプを20回個集めなければならない。
20個といえば、1万円以上飲食しないと会員になれないのである。
このシステムの素晴らしい点は一度会員になったお客様でも毎年更新されるわけではなく、毎年同じように募集期間内に500円ごとに押印されるスタンプを20個集めなければ次年度の会員になれないことである。
お分かりだろうか?
このシステムを導入することにより、幽霊会員がいなくなるのである。
入会費や更新料を払うだけでなれる会員ではなく、ロイヤリティーの高いお客様だけが会員になることを許されるわけだ。
さらに毎年更新している会員の中には3年、5年と継続し続けることで本当の固定客となるわけである!
我々、餃子の王将の会員は毎年試されているのである。
餃子の王将の会員に相応しいかどうかを。
一般的な温浴施設の場合、新規会員の募集は様々な特典をつけ、会員になっていただいているわけである。
さらに更新時期になるとDM等により更新のお知らせをするが、もちろん更新料無料で入浴料割引など特典までつけて更新を促している。
ようは温浴施設はめちゃくちゃハードルを低くして、誰でも良いから会員様になっていただいているとも考えられる。
そのため、一回限りの会員や他県の会員など、ほぼ幽霊会員に近い会員が多数を占めることとなる。
にもかかわらず、会員のデータ管理は煩雑で、DM等の経費もバカにはならない。
ところで、某外資系コンサルティング会社によると、新規獲得に要する広告費等のコストの1/5から1/10で既存顧客の維持が可能だそうである。
また、離反顧客の再来店には新規顧客獲得の10倍近いコストがかかるともいわれている。
温浴施設では幽霊会員に対してデータ入力し、人件費を掛け、DM等の経費を掛けている。
このような会員制度を続けていける余裕がなくなっている温浴施設が増えている昨今、餃子の王将の会員システムはこれからの温浴施設経営にはとても参考になるのではなかろうか?
今までと違う固定客化戦略に取り組みたいとお考えの温泉・温浴施設経営者の方は是非ご連絡をいただきたい。
連絡先:株式会社楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田広