こんにちは。
温浴業界最強の経営コンサルタント サウナ王こと太田広です。
今回は昨日報道されたレジオネラ菌の死亡事故についてお知らせしたいと思う。
埼玉県北本市の日帰り温泉施設「湯楽(ゆら)の里 北本店」を利用した60~80代の男性客3人がレジオネラ菌に感染し、うち桶川市の男性(66)が死亡した。
県生活衛生課によると、死亡した男性は5月18~21日に同店を複数回利用したそうである。
ほかの感染者2人も同期間に同店を利用。
同店の浴槽水からは、県の基準を上回るレジオネラ菌を検出。
死亡した男性から採取された菌と検出された菌の遺伝子パターンが一致したとのこと。
もちろん、県は公衆浴場法に基づき同店を営業停止処分とした。
このニュースを見たクライアント各社から、「お客様からの問い合わせについての対応や事故を起こさないための安全面での対策」について連絡がきたが、弊社クライアントはきちんと安全・衛生管理を行っているので、特に心配はない。
ところで、今回のような事故は浴室内で滑って転んで死亡した場合とは全く違い、お客様に過失がなく施設側に原因がある死亡事故なので、停止処分解除後も営業の存続は難しいと思われる。
唯一の方法は売却し、新しいオーナーがゼロからスタートすることだろう。
さて、過去のレジオネラ菌死亡事故をみてもわかるが、多くの場合、起こるべくして起こっている。
最近は浴室清掃スタッフの不足を嘆いている温浴施設が非常に多い。
外国人労働者を雇用し言葉や文化の違いにより教育もままならず、責任者のいうことも聞かない。
ほとんど仕事をせずに時間が来たからといって帰る外国人労働者もいる。
ようはきちんと浴室清掃ができていないのだ。
そして、一番怖いのが業績悪化に伴う経費の削減により、定期的な貯湯タンクの清掃や濾材交換などが先送りされたり、それ自体をしなくなったりすることである。
メンテナンス費用は確かにけっこうかかるものである。
だが、死亡事故が起きればそれどころではない。
重要なのは年間のメンテ計画を作成し資金をプールすることだ。
リーマンショック以降、そして今回の震災以降、業績が悪化しさらにはエネルギーコストが30%以上も上昇し、増税にもなった。
温浴業界を取り巻く環境は非常に厳しいと言わざるを得ないが、あきらめないでいただきたい。
やり方次第で、必ず業績は上がる!
そのお手伝いは弊社でさせていただくので、絶対に死亡事故を起こさないようにしていただきたいと思う。
まずは今すぐに清掃体制、管理体制を見直していただきたいと思う。
見直す項目としては例えば下記である。
・各浴槽の完水清掃頻度(最低1週間に1度以上)
・配管洗浄
・濾材の定期清掃・交換
・泉質、水質に合わせた個別清掃対策
・1時間毎の塩素濃度チェックと対応
・お客様の入りに合わせた濾過ターン数の調整
・露天風呂におけるオーバーフロー頻度
・オーバーフロー回収槽の清掃
・貯湯タンクの清掃
・浴室清掃スタッフの指導・教育・管理
などである。
万が一、死亡事故が起きたらその温浴施設は終わりなので、そのようなことが起きないように徹底していただきたいと思う。
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!サウナ王が応援します!
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
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