こんにちは。
温浴業界最強の経営コンサルタント サウナ王こと太田広です。
7月20日の「何でもランキング」(日経新聞)に「並んでも食べたいふわふわかき氷」という特集記事が掲載されていた。
東日本の第一位は埜庵、第二位は慈げん、第三位は阿佐美冷蔵金崎本店。
西日本の第一位は登泉堂、第二位は天文館むじゃき本店、第三位赤福本店。
これらの店は地元では超有名店、もちろん地元ではなくても雑誌に掲載されるような超有名店で、広域から集客している。
かき氷は原価が低いと思われている。
確かに一般的には原価は超低いといえる。
だが、ランキングに出てくるような店は氷にこだわり、シロップにこだわり、手間を惜しまないため、一般的なかき氷とは比べることができない素晴らしいものだ。
上記の某店のかき氷があまりにも美味しくて、私は店主に「作り方を教えてほしい」といったことがあった。
それに対して某かき氷店の店主は「一子相伝だから教えられない」と返答したのである。
私はその返答にびっくりして返す言葉が無かった。
だが、その返答を聞いた時に、数百キロもかけて食べに来て良かったと思ったものである。
かき氷であっても、他店の真似できないような圧倒的な商品を創ることができれば、たとえ小さな店でも、遠方からもお客様が集まり、経営に困らなくなるのである。
カテゴリーキラーという言葉がある。
カテゴリーキラーとは、ある分野、商品に的を絞り、豊富な品ぞろえと低価格で大量販売し、競合他社が縮小したり、撤退することからこのような呼び名がついた販売業態をいう。
上記のかき氷店は、カテゴリーキラーではないが、一つのカテゴリーに的を絞り、それだけで集客している点は非常に素晴らしいと思う。
かき氷といえば、どこの温浴施設でもある極当たり前の商品である。
だが、どこの温浴施設も上記かき氷店のようにかき氷を極めようとはしていない。
もし、極めたらどうなるだろう?
そのメニューだけで、お客様を呼ぶことができるのである。
温浴業界はエネルギーコストが高騰し、設備のメンテナンスなど、非常にお金がかかる業界といわれている。
設備投資ばかりに目が行きがちだが、目の前のかき氷やカツ丼を美味しくすること。
それを磨き込み、深化させ、圧倒的な商品を創ることに全力を尽くしてはどうだろうか?
研究し弛まぬ努力を続ければ、やり方次第で、全国区となることもできるのだから。
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
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温浴・温泉ビジネス 経営コンサルタント 太田広