こんにちは、サウナ王です。
最近、ロウリュを行う温泉・温浴施設が増えている。
特に新規オープンのスーパー銭湯などではチムジルバン等の岩盤浴室内で行うなど、体験できる機会が増えていることは大変喜ばしいことである。
だが、ロウリュを集客の手段と考えているのなら、それは
「大きな間違い」と言わざるを得ない。
集客のためにパフォーマンス的に行っている温泉・温浴施設が増えているが、そもそも、ロウリュはフィンランド人によるサウナを楽しむためのサウナ入浴法である。
本来、サウナ好きの満足度をさらに高めるためのものであり、来店頻度を増やす効果は期待できるが、集客を期待すると裏切られる可能性が高いということを肝に銘じる必要がある。
ロウリュをする上で第一優先に考えなければならないのは集客ではなく、既存の「サウナ上級者の満足度アップのため」に行うということである。
通常、サウナ室に入ると3、4分で、徐々に汗を掻き始めるが、サウナ上級者になると、より快感を求めるためにジワリと掻く汗よりも一気に掻く汗を求めるようになる。
汗を一気に掻いた後の水風呂は徐々に汗を掻いた時よりも快感を高めてくれる。
それをロウリュは満たしてくれるのである。
この時に問題となるのはどのようにすれば一気に汗を掻かせることができるのかであるが、一つは団扇ではなくタオルを使うことである。
それと、熱波の当たりが一点に集中するように気合いを入れて
風を送ることである。
気合いの入ったスタッフがタオルを使って行うロウリュは熱波を集中して体に当てることができるが、気合いのないスタッフが行うロウリュや大きな団扇で行うロウリュではどんなに強く送ったつもりでも、熱波が表面をすり抜けてしまう。
この差はサウナ上級者にしか分からないかもしれないが、そのせいで、汗を一気に掻くことができず快感が半減してしまうため、サウナ上級者にとっては不満足な結果となるのである。
皆さんの温泉・温浴施設でロウリュを行っている場合は、パフォーマンス的に岩盤浴などで行うロウリュはサウナ初心者対応と位置付け、サウナ室で行うタオルを使用した気合いの入ったロウリュは上級者対応と位置付けて行うのが良いと思う。
また、ロウリュはサウナの本質を理解しているものが行うのが一番良い。
ロウリュを行うのであればスタッフにそのことを理解させる必要がある。
実はそれらのことをきちんと理解せずにコンサルや業者さんなどから、ロウリュをやった方が良いと言われて安易に実施すると、サウナ上級者の不評を買うこととなり、後々これが大きな損失となるので注意しなければならない。
ロウリュはきちんと行えばサウナ上級者の満足度を上げることができ安定的な売上となるが、失敗するとサウナ上級者を失うことになりかねない諸刃の剣なのだということを理解していただきたいと思う。
弊社の「ロウリュ導入コンサルティング」に興味のある方は是非ご連絡をいただきたいと思う。
https://www.rakurakuhd.co.jp/menu/loyly.html
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田広