こんにちは、サウナ王です。
ある温泉・温浴施設で行った実験の話。
実験とは、トイレの大便器の後ろに紙ゴミを置いておき、1週間後にそのゴミが掃除されているかどうかを調べるというものである。
1週間後、その温浴施設に紙ゴミが掃除されているかどうかを調べに行ったところ、残っていた。
もちろん、トイレ内のチェックシートは毎時間チェックされていて、担当者の名前も記載されていた。
だが、実際は紙を三角に折り、便座を拭き、床の汚れを掃除するが、便器の後ろまでは掃除されていなかったのである。
スタッフもそこまではトレーニングされていなかったのだと思う。
さて、ここで問題になるのが、便器の後ろまで拭き上げる必要があるかどうかということであろう。
帝国ホテルは便器の後ろまで拭き上げられているが、単価の低い温泉・温浴施設でそこまでやる必要があるのかどうか議論の余地があることは確かであるが、是非、やってほしいと思う。
なぜなら、お客様は居心地の良さを何となく感じるものだからである。
居心地の良さは内装や照明等の設備、接客だけではなく、清潔感からの影響が大きい。
お客様から見えないところにどれだけこだわるか、お客様はそういう部分を肌で感じるのである。
逆にいい加減なことをやれば、お客様はこの温浴施設はいい加減だと感じるものである。
その施設が、見えないところにどの程度こだわっているかをチェックする箇所はいくつかあるが、簡単にチェックできるのが大便器の後ろなのである。
なぜなら、私の経験上、大便器の後ろまできちんと拭き上げている施設は清潔感を高める努力をしていることが多いからである。
是非、皆さんの温泉・温浴施設でも見えないところにこだわりを持って清潔感を高めていただきたいと思う。
お客様はその努力を必ず肌で感じてくれるのだから。
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田広