こんにちは。
温浴業界最強の経営コンサルタント サウナ王こと太田広です。
異例の暑い10月も下旬となり、だいぶ涼しくなってきた。
秋を通り越して冬に入ってしまったような感じだが、寒くなると温泉施設、温浴施設に行きたくなる人も多いだろうし、冬の食べ物を食べたいと思う人もいるだろう。
温浴施設でも、10月の涼しくなってきた頃から冬メニューを提供し始めている。
例えば、カキフライ、おでん、もつ煮、豚汁、鍋などである。
そこで、問題となるのが「おでん」と「鍋」だということを皆さんは御存知だろうか?
温浴施設は一人客が多い、子供やお年寄りなど小食のお客様もご来館する。
マーケットインの考えからいえば、「おでんは単品販売」、「鍋は一人用鍋」がベストである。
にもかかわらず、温浴施設の調理責任者からは「おでんはセット販売」、「鍋はお二人様からの御注文」で販売するという。
1.「おでん」に関しての言訳は
①単品販売だと、在庫管理が難しく、廃棄ロスの可能性も考えられるから。
②コンビニのおでんが美味しいので、温浴施設のおでんは食べない。
③味を維持するのが難しい。
などである。
2.一方、鍋の言訳は
①一人用の鍋がない。
②一人用のスタンバイが面倒。
③お二人様からの販売の方が売上が上がる。
などである。
まず、
1.①については、
在庫管理が難しいのではなく管理者のレベルが低いことと、外食大手のような在庫管理手法をやろうとしないことが問題であって、自分たちのレベルが低いといっているようなものである。
さらに廃棄ロスに関してはそうなる前にタイムセールを行うなど、やはり時間帯責任者による運営能力が低いからに他ならないのである。
1.②については、
確かにコンビニのおでんは美味しいが、風呂上がり、サウナ上がりにビールと一緒に食べるおでんとは次元の違う話しである。
自分たちの方がコンビニよりも優位な立場にいることを理解していないから、そのような発言をするのである。
それに単品販売をした方が客単価を上げ易いというメリットもある。
1.③については、
コンビニでも味を維持するのが難しいからマニュアルを作成し、トレーニングをしているのである。
手間を惜しむ、楽をすることばかり考えていてはお客様にご満足いただくことは難しいし、売上は上がらない。
手間を惜しんではいけないのである。
手間を惜しむなら、温浴施設の経営自体を止めるべきである。
次に、
2.①については
是非、一人用鍋を購入すべきである。
2.②については
二人用も一人用もそれほど、手間に違いがあるわけではないので、手を惜しまず、スタンバイすべきである。
2.③については
確かに販売単価は上がるが、お二人様からの御注文だと、一人客のチャンスロスが大きく、逆に売上を減らす可能性の方が高い。
これらの理由により、「おでんの単品販売」、「一人用鍋」は絶対に販売すべきである。
もし、「おでんの単品販売」と「一人用鍋」の販売をしていない温浴施設があるとすれば、それは明らかに手を抜いている施設と言わざるを得ないのである。
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
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