こんにちは。
温浴業界最強の経営コンサルタント サウナ王こと太田広です。
今回は最近流行りのバイトテロについてお話したいと思う。
・ブロンコビリー
・ピザ―ラ
・ピザハット
・ローソン
・ビッグボーイ
・ミニストップ
・ほっともっと
・バーガーキング
・丸源ラーメン
・西友
これらのコンビニやファストフード、レストランチェーン、スーパーなどは、自社のアルバイトからネットに悪ふざけ写真をツイッターやブログ等にアップされ、被害に遭った企業・店舗である。
いわゆる、バイトテロといわれている行為である。
悪ふざけ写真の内容といえれば、冷蔵庫や冷凍庫、シンクに入ったり、食材を使ったもので、一人、または複数で行っている。
もちろん、それらのバイトテロに関与したスタッフは解雇となったが、問題はその後の企業の対応である。
まずは謝罪をし、冷蔵庫や冷凍庫を新品と交換し、中に入っていた食材はすべて廃棄処分、当日購入したお客様には返金するなどの対応をしたが、ブロンコビリーに関しては閉店し、ローソンに関してもオーナーとフランチャイズ契約を解約し、同店は休業に追い込まれた。
また、西友も臨時休業をし、該当什器の撤去、商品入れ替え、店内買物カゴの洗浄に加えて、店内清掃を行った。
ここまでくると、遊びや悪ふざけでは済まされない大問題であり、損害賠償されたら、数百万円程度では済まされない可能性もある。
それらのことを考えずにアルバイトたちはやったのであろうが、その代償は非常に大きなものとなった。
さて、温浴業界はどうかといえば、温浴業界には上記の企業のような有名企業がないため話題にならないが、バイトテロが発生している可能性は否定できない。
このようなことを起こさせないための対策も始まっているようで、コンビニなどでは、冷蔵庫に入らないとの誓約書を書かせたりしているようであるが、結局、もぐら叩きでは何も変わらないと思う。
確かに、雇用契約を結ぶ際に雇用契約書上に明記することも必要であろうし、損害賠償についての説明、ハウスルール等への記載や誓約書への署名捺印、初回勤務時における説明、さらには折に触れ話し続けることも必要であろう。
だが、法律や規則で縛るだけでは、根本的な解決には至らないのではないだろうか。
もともと、ブランド価値が高い企業・店舗の場合、全スタッフがその企業や店舗に対して愛社精神や忠誠心、プライドを持って働いているので、バイトテロは発生し難いだろう。
だが、そのような企業や店舗ではなくても、私としては、店長や社員たちが常日頃からアルバイトスタッフに感謝し、さらにスタッフたちのことを大切な存在として接し、本人を成長させるようなコミュニケーションを日々取り続けることで、バイトテロは防げると考えている。
もちろん、私の時代にはバイトテロなどは無かったが、私が以前やっていたことは現在でも参考になることだと思うので、ご紹介したい。
①挨拶は自分から先に笑顔ですること。
②スタッフは「おまえ」などではなく、名前で呼ぶこと。
③スタッフ一人ひとりの履歴書を暗記すること。
④自分がどういう人間なのか、自分の思いや考えていることなどを伝え続けること。
⑤個人目標の設定と、その評価のための月に2回の個人面談を全スタッフと行うこと。
⑥スタッフをよく観察し、良いことがあればすぐに褒めてあげること。
⑦叱る時は本人の人間性を否定することなく、愛情をもって間違えたり出来なかった行動自体を叱ること。
⑧直接本人に対し、店舗にとって必要な存在であることを、折に触れ伝えること。
⑨定期的に、お客様として自店を体験させたり、繁盛施設を視察させること。
⑩業務に直接関係無い社会的なマナーや働く意義なども、教え続けること。
などである。
私はこれらのことを地道にやり続けた結果、スタッフたちと一丸になることができ、前年売上を超え続けるだけではなく過去最高売上を叩き出し続けることができたが、これらのことはバイトテロ対策にもなるのではないかと考えている。
皆さんの温泉・温浴施設でも、バイトテロが発生しないように日頃からのスタッフとの接し方を見直してみてはどうだろうか。
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
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