こんにちは。
温浴業界最強の経営コンサルタント サウナ王こと太田広です。
近年、60分2,980円という格安マッサージ店の台頭で、温浴施設内のマッサージ部門の売上が下がり続けている。
どの業界にも価格破壊の波が押し寄せているが、数年前まではマッサージ業界にはそのような波はまったく立っていなかった。
だが、今は非常に厳しい価格競争の中に身を置くこととなった。
当初、影響を大きく受けたのは路面店であった。
それが温泉、温浴施設にまで波及していったのだ。
では温浴業界はどのように対応すれば良いのか?
私が温浴施設に対して、常々言っていることは「価格競争に巻き込まれることなく、ここは我慢して接客力と技術力を磨く以外に道は無い」ということである。
まずは、チェックシートを使い日々の接客トレーニングと技術力を磨くトレーニングを行う。
リラクゼーション部門の売上アップには様々な効果的施策がある。
私の場合、接客と技術レベルが合格ラインを超えた段階で、費用対効果を考慮した上で、投資コストの少ない施策からご提案している。
その一つを今日はご紹介したいと思う。
それは「最初と最後の5分間に他施設との差をつけるということ」である。
この施策には費用は一切かからない!
だが、実は売上が確実に上がる施策である!
最初の5分間で、お客様に対して丁寧な言葉遣いでご挨拶し、コース名、開始時間と終了予定時間、自己紹介をし、お疲れの箇所をお聞きする。
ポイントは終了予定時間である。
お客様はこの時間を覚えているので、必ず終了予定時間を超えて施術を終了するようにするのだ。
これをすることで、お客様の心理にプラスの効果が働くようになるのだ。
そして、最後の5分間では、最初にお聞きしたお疲れの箇所についてもう一度施術するのだ。
そうすると、お客様は自分が言った箇所をきちんとしてくれたと、さらに心理的にプラスに働くこととなる。
それと、そのタイミングで延長の話をすると、延長の確率もアップするのである。
私のクライアントでは、施術終了後にお茶を振舞うのだが、その際にもダメ押しすることが重要である。
お茶を振舞いながらハンドマッサージを少しだけ行ったり、耳のマッサージなどを行うのだ。
そして、お帰りの際に次回ご来店の話をするのである。
スタッフに「私は毎週月曜日と火曜日以外は出勤していますので、また来てくださいね」などと言わせるのである。
そしてお客様の口から次回のご来店日についての話を引き出すのだ。
もちろん、予約の紙を渡したりするわけではなく、単なる口約束だが、意外に律義に来てくださるお客様がいるのだ。
我々は子供の頃から、親や先生から「約束は守りなさい」と教えられてきた。
この心理的な効果は年をとっても期待できるのである。
スタッフが話をするのにコストはかからない。
費用ゼロで効果が期待できるのだから、やらない手はないのである。
是非、皆さんの温浴施設でも試していただきたいと思う。
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
それでは、サウナ、スーパー銭湯、健康ランド、日帰り温泉、銭湯、温泉旅館、カプセルホテル、温浴付ビジネスホテル、スパリゾート、岩盤浴施設のみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
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温浴・温泉ビジネス 経営コンサルタント 太田広