こんにちは。
温浴業界最強のコンサルタント サウナ王こと太田広です。
今回はサウナ王が伝授している「清掃の考え方」についてお話したいと思う。
私がクライアントに教えている「清掃の考え方」は20年以上前の経験則からきているが、現代でも通用することだと思うので、クライアントのスタッフに時々教えている。
教えているのは具体的な内容なので量もかなり多いため、今回は清掃の考え方の一部についてお話したいと思う。
【清掃の考え方】
1.掃除は上から下へ(水の流れと一緒、川上から川下へ)
2.「拭く・拭き上げる・磨き上げる」(「拭く」の三段活用)
3.一点を完璧にする(火力の集中と各個撃破)
1.掃除は上から下へ(水の流れと一緒、川上から川下へ)
掃除にも流れがある。
当然、ホコリやゴミは下に落ちるわけなので、水の流れと同様に川上から川下へ掃除をすることとなる。
これは冷蔵庫などモノを清掃する時も、廊下や浴室などの場所を清掃する時も同様である。
だが、見ていると必ずしも上から下へ清掃しているとは限らないので、まずはこれを徹底させている。
2.拭く、拭き上げる、磨き上げる(「拭く」の三段活用)
私は拭くということにレベルを設けている。
・「拭く」とは
表面の汚れ、特に大きな汚れ、目立った汚れを中心に取り除くことを指している。
・「拭き上げる」とは
大きな汚れ、目立った汚れを取り除いた後に、細かい汚れまで、汚れをすべて取り除くことを指す。
・「磨き上げる」とは
新品同様の状態までにすることを指す。
そして、その掃除の対象自体が光輝き、もし言葉を喋れたら「こんなに綺麗になったんだから見てちょうだい!」と言うのではないかと思いたくなる状態までにするのである。
「拭き上げる」、「磨き上げる」とは、「拭くこと」、「磨くこと」に、さらに「仕上げる」の意味を込めて、「拭き上げる」「磨き上げる」と私は言っている。
これが私が提唱している、「拭く・拭き上げる・磨き上げる」である。
3.一点を完璧にする(火力の集中と各個撃破)
これが最も重要である。
例えば冷蔵庫だけ、完璧に新品と見間違うほどに綺麗に磨き上げると、他の冷凍庫や作業台、スチコンなどの汚れが際立って目立つようになり、厨房内で違和感を覚えるようになる。
重要なことは厨房内、館内で一番目立つところを集中して、綺麗にすることである(火力の集中)。
これがポイントである。
ようは目立つ箇所なので、見ているうちに、厨房内の他のモノもすべて、冷蔵庫のレベルに磨き上げたくなるのである。
そして、冷凍庫、テーブル、スチコンなどを次から次へと綺麗にし、厨房内全体がめちゃくちゃ綺麗になるのである(各個撃破)。
ところで、サービス業において、よく使われる言葉に「ホスピタリティ」という言葉がある。
「ホスピタリティ」の対象は「お客様」であったり、「スタッフ」であったりするのが一般的だと思う。
だが、私は冷蔵庫やテーブル、観葉植物に対しても「ホスピタリティ」が存在すると信じている。
私がクライアントのスタッフに対して、「清掃」とは、冷蔵庫や冷凍庫、テーブル、トイレ、観葉植物、駐車場、建物自体に対する「ホスピタリティ」の表れなんだという話をしても、ピンとこない人が多いが、私自身は20年以上前の実体験から嘘偽りなくそう信じている。
さて、今回は私サウナ王が伝授している「清掃の考え方」の一部分についてお話した。
細かい内容も含め、清掃については多々あるので、興味のある方はご連絡いただきたいと思う。
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
それではサウナ、スーパー銭湯、健康ランド、日帰り温泉、銭湯、温泉旅館、カプセルホテル、スパリゾートのみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
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