こんにちは。
温浴業界最強のコンサルタント サウナ王こと太田広です。
最近、「サウナ好きは精子が減少する」との研究結果が発表された。
イタリアのパドヴァ大学医学部のアンドレ・ガロラ(Andrea Garolla)氏らが、Human Reproduction誌4月号に報告した研究結果について、甚だ疑問なので、ここで記載したと思う。
パドヴァ大学の研究チームが、正常な精子をもつ10人の30代フィンランド人男性を対象にフィンランド式サウナ(蒸気を利用したサウナ)に入浴する習慣による精子生産への影響を調べた。
参加者には、3カ月間、週2回、毎回15分という頻度でサウナに通ってもらった。
実験開始時と終了時で、参加者の精子の数を調べたところ、終了時には精子の数が減少していることが判明。
なお、その後サウナ通いを止めると、6カ月後には元の数に戻ったそうである。
だが、読売新聞(2006年5月31日記事)に「精子の数、日本最下位「日欧共同研究 フィンランドの6割」という記事が出ている。
日本人男性の精子数は、フィンランドの男性の精子数の約3分の2しかないなど、調査した欧州4か国・地域よりも少ないことが、日欧の国際共同研究でわかり、英専門誌と日本医師会誌5月号に発表された。
環境ホルモンが生殖能力にどう影響するか調べるのが目的。
精巣がんが増えているデンマークの研究者が提唱し、日本から聖マリアンナ医大の岩本晃明教授(泌尿器科)らが参加した。
神奈川県内の病院を訪れた、20~44歳の日本人男性324人(平均年齢32.5歳)の精液を採取した。
年齢などの条件は各国でそろえ、禁欲期間の長さの違いによる影響が出ないよう補正して、各国男性の精子数を統計的に比較した。
日本人男性は他国の男性よりも禁欲期間が長く、日本人の精子数を100とすると、フィンランドが147、スコットランド128、フランス110、デンマーク104で、日本が最低だった。
この研究結果からすると、フィンランド人の精子数は調査した国々の中で最も多かったこととなる。
フィンランドはサウナ王国で、フィンランド人の2/3、サウナ室があると言われている国である。
その男性の精子数がもっとも多かったのである。
さらにパドヴァ大学の研究では10人とのことらしいが、10人をもってして、「サウナ好きの精子が減少する」などと言えるのだろうか?
ということはイタリアのパドヴァ大学の研究結果に疑問を呈したくなる。
それに私の知人には無類のサウナ好きが非常に多いが、私の知る限りほとんどのものは子供がいる。
ちなみに私はサウナに入り続けて27年になるし、年間300日以上サウナに入っているが、元気な子供が3人いる。
イタリアのパドヴァ大学はイタリアで2番目に古い歴史ある大学であるが、今回の研究結果はサウナ関係者にとって、甚だ迷惑な研究結果であった。
確かに精子が減少したからといって、子供ができないわけではないと思うが、今回、精子が減少したことだけが取りだたされのは非常に心外である。
今回の件で、サウナに対して悪いイメージがついたことは確かである。
サウナ伝道師である私としては納得できないので、是非、イタリアのパドヴァ大学には私を実験台にもう一度研究していただきたいと思う。
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
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温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田広