こんにちは。
温浴業界最強のコンサルタント サウナ王こと太田広です。
本日の日経に「日本の若者は安定志向」との記事が掲載されていた。
昨年9~11月、財団法人日本青少年研究所が日本、米国、韓国、中国の4ヵ国の高校生6647人(うち普通科の生徒5310人)を対象に行った調査で、普通科の生徒に将来就きたい職業を複数回答で尋ねたところ、日本では公務員が20%で最も多く、教員が18%、建築家や服飾デザイナーなどが13%、一般事務職が10%。
将来の仕事で「起業」と回答した生徒の割合は中国が31%で最も高く、米国は19%、韓国は12%、日本は6%だった。
「社会的に偉くなりたい」と考える生徒の割合は日本では45%にとどまったのに対し、中国は89%、米国は70%強に上り、「偉くなる」ことについて日本の7割は「責任が重くなる」と回答。
「自分の能力を発揮できる」は37%。
「尊敬される」は29%で、いずれも4ヵ国中最低だった。
「進路を考えると将来が不安になる」としたのは日韓ともに83%に上り、米国の58%、中国の47%と差が開いた。
「職に就けるか不安だ」と回答したのも日韓ともに76%で、米国58%、中国62%をかなり上回った。
今の若者はバブル時代を知らない。
ましてや、高度経済成長時代もまったく知らない。
以前は会社に入ると、上司や先輩が飲みに行った後、サウナに連れて行くのが一般的であった。
それをきっかけにして、サウナ通いをし始める若者が多い時代であったが、今は違う。
仕事で頑張って偉くなりたい、出世したいといった欲望も無くなり、安定した仕事さえあれば給料もそこそこでよいと考えているようである。
仕事が終わればそのまま帰宅し、どこかに寄るわけでもない。
休みも積極的に活動するわけでもないという若者が増えていると聞くが、このままでは10年先、20年先の温浴業界を考えた際には、非常に不安である。
温浴施設が好きになるには「きっかけ」が必要である。
今は上司や先輩とのコミュニケーションによる「きっかけ」は期待できない。
よって、温浴施設が「きっかけ」となるようなことを積極的に仕掛ける必要がある。
例えば、
・ 特典を優遇した若者独自の会員制度を設ける
・ 若者向けイベントを定期的に開催する
・ 学生割引などを30歳以下に引き上げ、若者応援価格にする
・ 温浴施設で合コンなどを開催する
・ 大学、専門学校等へ営業をかける
などである。
是非、皆さんの温浴施設でも、早急に「若者対策」に取り組んでいただきたいと思う。
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田広