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太田広の公式ブログ:サウナ王奮戦記! 太田広の公式ブログ:サウナ王奮戦記!

【 2013/03/03】サウナ王が伝授するスタッフ間のいじめを発見する方法

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こんにちは。

温浴業界最強のコンサルタント サウナ王こと太田広です。

 

クライアントのスタッフが会社を辞めた。

 

私としては温和な雰囲気でやさしい接客をするので、非常に良いスタッフだと認識していた。

 

本人としては今までフロント接客はやりたくなかったし、実はかなり無理をしていたので、辞めたいとの意向だったようである。

 

実はそのスタッフは清掃募集で応募してきた。

そのため、当初は清掃スタッフとして働いていたが、笑顔も出ているし機転が利くので、途中からフロントスタッフとして働くようになっていたのである。

 

最初は新しい仕事なので戸惑いもあったようだが、積極的に仕事も覚え、温和な接客も気に入られ、少しずつファンの御客様も増えていった。

 

支配人や社員からも信頼を集め、リーダーにしようかという話しも出ていたくらいであった。

 

それなのに・・・。

 

不思議に思った私は真相を究明するように支配人たちに指示した。

 

その結果、断片的であるがいくつかの情報が入ってきた。

 

どうやら、いじめられていたようである。

 

確証を得るまではいかなかったので、直接本人に話しを聞くことにしたが、結局、何も話してくれなかった。

 

結局、いじめの疑いはあったが、真実は分からないままだ。

 

だが、いじめが本当だとすれば、今後も同様のことが起こる可能性もあるので、支配人たちに私の経験や対処法を伝え未然に防ぐよう努力してほしいと伝えた。

 

伝えた内容は下記である。

 

私の経験上、いじめは仕事中に起こる可能性よりも、出退勤時や休憩時に起こる可能性が高い。

 

そのため、私は新人スタッフと、ベテランスタッフや加害者と疑わしき人物との出勤日や出退勤時間を変えたり、休憩時間をずらしたりしていた。

 

ようは、新人が一人前になるまでの一定期間、できるだけ接点をもたないように会社として工夫したのである。

 

それと、新人に関しては出勤時にトレーニング内容や仕事上の留意点を伝え、退勤時には今日の反省や私の気付いた点について必ず面談を行った。

 

その際に新人の表情(目の動きなど)や言動をチェックし何か不審に思ったことがあればそれとなく話を振るなどして確認し、早期発見につなげていたものである。

 

そして、その日接触した他のスタッフをチェックし、その履歴を残しておくのである。

 

その後も日々同様のことをするが、同じような表情(目の動きなど)や言動をチェックし、不審に思った場合は、その日の接触スタッフを調べて、前回と同様のスタッフが存在するかをチャックするのである。

 

その結果、私はいじめをしていたスタッフを発見し、辞めていただいたことが度々あったのである。

 

さて、問題はいじめられているのが新人スタッフではないこともある。

 

これが意外に厄介で、ベテランスタッフの場合、いじめられても我慢し続ける場合が多いのだ。

 

一つはセクションごとの離職率を調べることである。

 

フロント部門、レストラン部門、清掃部門などごとに離職率を調べるのである。

 

そうすると、ある部門で少なからず他部門と違う結果が得られることがある。

 

その場合、考えられるのが、仕事が大変なのか、上司の管理能力がないのか、いじめが発生しているのかなどである。

 

それらを総合的に検証し、いじめの確率が高ければ社員間で連携し、部門スタッフ一人ひとりをよく観察し、不審に思うことが少しでもあった場合は出退勤の履歴を残しておくのである。

 

それと、被害者がベテランスタッフの場合、加害者もベテランスタッフなので、辞められると損害が大きくなる場合も考えられるので、早急に見つけ対処する必要があるが、判明し難い場合が多い。

そのため、単純に、スタッフ全員に朝礼や夕礼、連絡ノートなどを通して、牽制する意味で「いじめを発見したら断固とした対応をする」ことを伝えるのである。

そうすると、一定期間、鎮静化することも多いので、検討すべきである。

 

それと、私がやっていたのが、信頼できるベテランスタッフを御目付役にし、スタッフ間だけしか知らないような情報を報告させるようにしたことである。

 

もちろん、仲間を密告する確率は低いが、こうすることで、会社が加害者を見つけようとしているということが少しずつ知れ渡り、いじめを未然に防ぐ効果があるので、意外に効果的であった。

 

だが、やはり一番効果的だったのはいじめが発覚した場合、加害者をきちんと処罰したことである。

 

それが、いじめの拡がりを抑えることとなるのである。

 

いじめは伝染する。

 

気付いたらすぐに対処しなければ、あとあと大変なことになったり、優秀なスタッフに辞められたりすることとなり、損害が大きくなる。

 

是非、これらのことを参考にしていただき、皆さんの温泉・温浴施設でも、撲滅していただきたいと思う。

 

それには日頃から社員同士のコミュニケーションや、スタッフとのコミュニケーションが最も重要なので、もし出来ていなければ、まずはコミュニケーションの強化から改善して頂きたいと思う。

 

株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)

045-324-4137

 

それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!

 

サウナ王が応援します!

 

温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田広

 

https://www.rakurakuhd.co.jp/