こんにちは、サウナ王です。
私のクライアントはすべて飲食に力を入れていいただいている。
御蔭様で。飲食部門の業績が上がり、その結果施設全体の売上も前年売上を超えている。
私が提唱している理論の一つに「飲食改革が施設全体の売上を押し上げる」というものがある。
飲食改革は大変で難しいと思われるかもしれないが、実はやり方があり、そのやり方通りに改革を進めればそれ程難しいことではないのである。
先日、ある温泉施設のレストランを視察した際のことである。
フードメニューが160弱あり、デザート25、ソフトドリンク30、アルコール30あった。
和食の他にタイ料理、中華、イタリアンなど種類も豊富。
だが、どれも美味しくないのである。
どんなにメニューが豊富でも美味しくないのでは業績...
こんにちは、サウナ王です。
弊社ではパート・アルバイトさんからパートリーダー、新入社員、一般社員、幹部社員、役員、経営者など、各階層に対して、すべての研修プログラムをご用意している。
その中で、入社したばかりのパート・アルバイトさんや新入社員から役員候補まで、特に幹部を育成する上で、常に意識して行わせていることがある。
それは「すべての判断やそれに伴う行動は2つ上の役職者であればどう考えどう行動するかをよくよく考えた上で、自ら判断し行動する」というものである。
「経営者感覚をもて」、「社長のつもりで考えろ」などと言われることがよくあるが、確かにそれは重要なことだが、役員ならまだしも、実際に一般のスタッフが社長の考えに至ることは難しい。
だが、全スタッフが経営者感覚を持つことができれば、それは凄いことになる。...
こんにちは、サウナ王です。
サウナのアメニティといえば、リキッド、トニック、ローションなど。
だが、今の若い人はワックスなどの整髪料しか使わない。
リキッドやヘアスプレーなどは使わないのである。
サウナ施設のオーナー世代はポマードやリキッドしか使っていないので、ワックスなどを置くという発想すらないのである。
だが、20代、30代はワックスなどを使う。
若者世代に来ていただきたいと考えるサウナ施設では整髪料の充実は欠かせない。
是非、皆さんの施設でも若者に来ていただきたいのであれば、まずは整髪料を揃えるべきである。
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
それではみなさん、一...
こんにちは、サウナ王です。
最近、ロウリュを行う温泉・温浴施設が増えている。
特に新規オープンのスーパー銭湯などではチムジルバン等の岩盤浴室内で行うなど、体験できる機会が増えていることは大変喜ばしいことである。
だが、ロウリュを集客の手段と考えているのなら、それは
「大きな間違い」と言わざるを得ない。
集客のためにパフォーマンス的に行っている温泉・温浴施設が増えているが、そもそも、ロウリュはフィンランド人によるサウナを楽しむためのサウナ入浴法である。
本来、サウナ好きの満足度をさらに高めるためのものであり、来店頻度を増やす効果は期待できるが、集客を期待すると裏切られる可能性が高いということを肝に銘じる必要がある。
ロウリュをする上で第一優先に考えなければならないのは集客ではなく、既存の「サウナ...
こんにちは、サウナ王です。
温浴業界では施設内のレストランやマッサージ部門を附帯部門と呼んでいる。
温浴部門に附帯する部門という意味で使われているが、その温浴施設内のレストランやマッサージ、売店が、一般的なレストランやマッサージ店と比べ運営レベルが低いと思われている。
理由は附帯部門が入浴部門の集客に頼り切っているから。
そのため、近隣のレストランやマッサージ専門店にお客様を取られているのである。
マッサージ業界では60分2,980円などの価格破壊が起きているため、熾烈な競争を生き抜くために接客力や技術力を上げ、店内の意匠・演出に拘り、イベント・プレゼントサービスに知恵を絞るなど、日々努力し戦っている。
温浴施設のマッサージ部門はそれとは違う。
「今日は風呂のお客さんが少なかった...
こんにちは、サウナ王です。
皆さんはジョイフル本田というホームセンターを御存知だろうか?
茨城県が本拠地で、北関東を中心に店舗数は15店舗、昨年度の売上高は1712億円、非上場企業である。
大きな店は30万から40万の商品を扱っているという。
私がよく行っているのは瑞穂店だが、それだけの品揃えのおかげで、とても楽しく買い物をさせていただいている。
そのジョイフル本田の本田昌也会長の記事が日経に掲載されていた。
ジョイフル本田の経営姿勢を垣間見ることが出来、温浴施設経営にも役立つと思われることを仰られていたので、皆さんにもお伝えしたいと思う。
【本田昌也会長の言葉】
「巨大な店で30万から40万の商品を扱っています。
『無謀だ、無謀だ』とよく言われますよ。
『変わった経営』だとも。...
こんにちは、サウナ王です。
ある温浴施設の話である。
日曜日の夜のこと、入浴後に食事をしようとレストランに行くと、ほぼ満席の状態だったので、どこに座ろうかと席を探していると、料理を運ぶスタッフが目の前を通って行った。
もちろん、私には気付いていたが、挨拶なし。
その瞬間、何となく悪い予感がした。
席を探し、料理が決まったのでベルスターを押すが誰も来てくれない。
他のテーブルでも「まだか」というような顔をしているお客様がいる。
たぶん、スタッフが足りていないか、厨房内で何かあったのだろうと推測したが、すぐに原因は判明した。
レストランに入店してから数分、スタッフを観察したが、どうやらホールスタッフが二人しかいないと判明。
どうにか、注文をすることはできた...
こんにちは、サウナ王です。
ある温泉施設でのこと、レストランで水がなくなったので、スタッフに水のお替りを頼んだところ、そのスタッフは1分ほどして冷水ポットを持ってきて何も言わずに置いていった。
これにはびっくりした。
冷水ポットを持ってきたのは、いちいち水のお替りに対して、その都度サービスするのが面倒くさいからかもしれないが、せめて、水を注いでから冷水ポットをテーブルに置いて欲しかった。
まともな接客トレーニングを受けていないのだと思うが、酷過ぎる。
では、このようなスタッフを接客教育するにはどうしたらよいのだろうか?
そのような場合、私が行っている再生トレーニングは、お客様になってもらい同じことを体験させ、自分がやられた場合の不快な気持を体験させ、このようなことをしてはいけないと感じさせると...
こんにちは、サウナ王です。
日経レストラン5月号に野菜についての記事が掲載されていたので、ご紹介したいと思う。
日経レストラン編集部が全国の飲食店を対象にしたアンケート調査では、ここ数年で野菜をメインに使う料理を増やし、その4分の3が業績にプラスの効果があったと答えているそうである。
その調査ではお客様の野菜を食べる頻度は増加傾向にあり、20代、30代の男性も外食の際に食べるようになってきたそうである。
外食でお客様が野菜料理を選ぶときに重視する要素としては
1.野菜の使用量(52.3%)
2.鮮度(48%)
3.見た目、盛付け(47.3%)
4.有機栽培(27.7%)
5.メイン食材が野菜かどうか(26.3%)
6.○○県産といった詳細な産地情報(23.7%)
7.無農薬(21.7%)
8.効能や栄養成分の情報(16%...
こんにちは、サウナ王です。
ある温泉・温浴施設で行った実験の話。
実験とは、トイレの大便器の後ろに紙ゴミを置いておき、1週間後にそのゴミが掃除されているかどうかを調べるというものである。
1週間後、その温浴施設に紙ゴミが掃除されているかどうかを調べに行ったところ、残っていた。
もちろん、トイレ内のチェックシートは毎時間チェックされていて、担当者の名前も記載されていた。
だが、実際は紙を三角に折り、便座を拭き、床の汚れを掃除するが、便器の後ろまでは掃除されていなかったのである。
スタッフもそこまではトレーニングされていなかったのだと思う。
さて、ここで問題になるのが、便器の後ろまで拭き上げる必要があるかどうかということであろう。
帝国ホテルは便器の後ろまで拭き上げら...