こんにちは、サウナ王です。
温浴施設専門のフリーペーパー「湯きち」から依頼があり、サウナ人口増大に向けた記事を先々月より連載しているが、ご覧になれない方のためにご紹介したいと思う。
前回、第一条を御紹介したので、今回は第二条を御紹介しようと思う。
「サウナの国憲法第二条 サウナの後は必ず水風呂に入るべし」
サウナ王より
火の衣をまといし我が身を誘うは神水なり。
我が身に神水をまとわば、竜の如く瞬く間に天空に昇らん。
『サウナ聖書 飛天の章より』
人とその他の生き物との大きな違いは「火」を利用できるかどうかじゃ。
「火」とはすなわち「サウナ」であり、サウナは日々の営みに欠かせぬものなり。
そして、サウナにより火照った体を鎮めるは水である。
サウナと水風呂は表裏一体。
人は母の羊水の中で発育するものじゃ。
我が国民よ、人はもともと、「火」(サウナ)と「羊水」(水風呂)の中で営みを育むよう定めらしものと心得よ。
こたびは我が国民に初心者向け水風呂浴を伝授いたすゆえ、心して聞くが良い。
ただし、心臓の弱い者は断じて入ってはならぬぞ。その日の体調が良くない者も同様じゃ。
その壱
入水前にやらねばならぬこと、それは全身(頭から爪先まで)の汗を流すことじゃ。
これは水風呂入浴の礼儀作法であり、水風呂の清潔度を保つために必要なことじゃが、体を清め汗を流す際にはお湯で流さなくてはいかんのじゃ。
なぜなら、サウナの後は一気に冷水に包まれることが最高の快感を得る条件の一つだからじゃ。2段階で冷水に身を包み冷やすは御法度じゃぞ。
その弐
まずは一礼し、1段目に足だけ浸けるのじゃ。大丈夫そうなら2段目に腰かけ、さらに大丈夫そうなら最下段に座るのじゃ。
足だけ浸かるだけでも効果があるのじゃから、決して水風呂慣れしている者以外は一気に入水してはならぬぞ。
その参
絶対に無理をしてはならぬ。時間を気にしてはならぬ。
最初は慣れることが重要じゃ。
まずは足だけで慣れ、次に水位が心臓より下の位置で慣れ、潜るのはそれらに慣れた後じゃ。
その四
水風呂は羊水じゃ。
水風呂慣れしてきたら、浴槽の縁に頭を乗せ、浮遊浴をすると良いぞ。
心臓への負担も少なく母親の胎内のような状態でリラックスできα波になり易いのじゃ。
こうすることで、最高の快感を得るための体質を養うのじゃ。
上級者になると、己に合った浮遊浴を習得するようになるが、初心者はまず慣れることじゃ。
その伍
水風呂から出るときは一気に立ち上がって出ようとしてはならぬ。
まずは1段目に腰かけるか、浴槽の縁に腰かけ、脈や血圧を少し整えてから上がるのじゃぞ。
慣れるまで決して一気に立ち上がってはいかんぞ。
以上じゃ。
水風呂上級者になると、水温にこだわるようになるものじゃが、サウナーになると、水温の他に深さもこだわるようになるものよ。
サウナマニアは浴槽のつくりや水質にこだわるようになり、そして、サウナ王であるわしはそれらだけではなく水圧を楽しめるようになり、神のレベルに達した者は水と一つになれるのじゃ。
ところで、上級者向けの水風呂入浴法は大変危険じゃから、ここでは絶対に話せぬが、どうしても聞きたいものにだけ教えるゆえ、聞いてくるが良い。
ただし、水風呂入水奥義は一子相伝ゆえ、伝授するわけにはいかぬがの。
次回は我が国民に対し、サウナ・水風呂の後の休憩について語ろうぞ。
ところで、我が国民の中にはまだサウナサミット2012の映像を見ていない者がおるようじゃ。まだ見ておらぬ者は必ず見るのじゃぞ。
http://www.ustream.tv/channel/saunasummit
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田広