こんにちは、サウナ王です。
皆さんはジョイフル本田というホームセンターを御存知だろうか?
茨城県が本拠地で、北関東を中心に店舗数は15店舗、昨年度の売上高は1712億円、非上場企業である。
大きな店は30万から40万の商品を扱っているという。
私がよく行っているのは瑞穂店だが、それだけの品揃えのおかげで、とても楽しく買い物をさせていただいている。
そのジョイフル本田の本田昌也会長の記事が日経に掲載されていた。
ジョイフル本田の経営姿勢を垣間見ることが出来、温浴施設経営にも役立つと思われることを仰られていたので、皆さんにもお伝えしたいと思う。
【本田昌也会長の言葉】
「巨大な店で30万から40万の商品を扱っています。
『無謀だ、無謀だ』とよく言われますよ。
『変わった経営』だとも。
でも『駄目だ、無駄だ』と言われていることでも徹底してやればいいのです。
意識して効率経営の逆をいっています」
「たくさんの商品があることがお客さんとの約束です。
お客さんが買いたい商品が無かったら約束違反ですよ。
(効率経営を進めている企業の中には)結局、お客さんを見ていないところがあるのではないでしょうか」
「無駄があってこそ見えてくるモノがあります。
売れていなくても我慢をして、そこから売り方を考えます。
考えることは夢がありますよね。
単なる物売りでは駄目。
現場の提案する力が大切なのです。
常に問題意識を持ち続けること。
これが正しいなんて思う売り場はあり得ません。
創意工夫の連続です」
「もし、少し反った板があれば、小さな板に加工すれば商品として生き返ります。
お客さんもどんな使い方ができるか考えてくださいます。
今の若い人は無駄をつくることを知らない。
寂しくなっちゃうね」
さて、参考になったであろうか?
ホームセンターと温浴施設は違うという方もいるかもしれないが、私から言わせれば、ジョイフル本田に来ている客層と温浴施設に来ている客層はまったく同じである。
ジョイフル本田は私のニーズを満たすだけではなく、ウォンツを満たしてくれる。
ここが、とても重要なポイントである。
企業は効率経営を行おうとする。
だが、効率経営はニーズを満たすことができても、ウォンツを満たすことは難しい。
温浴施設が目指すべきはニーズだけではなく、いかにウォンツを満たすことである。
ウォンツを満たすことができれば、間違いなく再来店のお客様が増え続ける。
まずはジョイフル本田に行き、その目で、買い物本来の目的である楽しさやワクワク感を感じていただきたいと思う。
そこに大きなヒントが隠されている。
是非、皆さんも、自施設で楽しさやワクワク感を演出し、お客様のウォンツを満たしていただきたいと思う。
株式会社 楽楽ホールディングス 太田広(サウナ王)
045-324-4137
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田広