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太田広の公式ブログ:サウナ王奮戦記! 太田広の公式ブログ:サウナ王奮戦記!

【2012年4月】一覧

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こんにちは、サウナ王です。     いよいよゴールデンウィークに突入したが、温泉・温浴施設にとって今年のGWは非常に厳しくなりそうである。   昨年は、震災の影響で自粛ムードが漂い、GWを楽しむという雰囲気では無かったが、今年は違う。   今年のGWは、2000年以来の高い水準で、国内・国外旅行に行かれる方が多いそうである。   旅行業界にとっては嬉しいことだが、温泉・温浴施設は困ったことである。   遠出するということは、地元の温浴施設に来られる方は少なくなる可能性が高いということ。   GWの後半に旅行から帰ってきた方が、5月4日(金)~6日(日)ぐらいに来て下さることを期待するしかない状況である。   さて、ここであきらめるのか、あきらめずに集客に力を入れるのかで、GW以降の落ち込みが変わってくるのを皆さ...
こんにちは、サウナ王です。     あるサウナでの出来事である。   ロッカーにハンガーが一つも無かった。   清掃をしていたスタッフにそれを言うと、「2本あるはずです」と答えたので、「1本も無い」と答えると、「そんなことはありません」と言いながら、ロッカーを見に来た。   一言、「ありませんね。どうしてだろう?」 それはこちらのセリフである。   サウナ入浴の後、喫茶コーナーへ行った。 客は私一人しかいなかった。   席に着くと、スタッフが最初に水を持ってきてくれた。   ここまでは良かった。   その後、二人の女性スタッフはずっと彼氏の話をし続けていた。 それも大きな声で。   微笑ましい光景とは言えない。   かき氷を頼もうとしたがメニューにない。 スタッフに聞くと、入り口の...
こんにちは、サウナ王です。     温泉・温浴業界は装置産業と思われている。   装置産業においては業績が悪化し続けると、競合店に負けないように新しいハードを導入しようとする。   だが、新しいハードを導入しても、競合店にそれ以上のハードを導入されればそれまでの話だ。   資金が無尽蔵であればこの不毛な戦いをし続けても、最後は勝利することが出来るであろう。   だが、そのように資金が潤沢な会社は稀である。   無い物ねだりはもうやめようではないか!   隣の芝生は青に見えるだけで決して青ではないのだから。   競合と自社を比べ、他に何かを求めるのではなく、武器は既に揃っていると覚悟を決めることが重要である。   特にスタッフを宝ものだと心の底から思うことである。   経営者と話をす...

【 2012/04/18】銭湯が廃れる理由

こんにちは、サウナ王です。     近所に銭湯がある。   その銭湯は男女入れ替え制を取っており、それぞれ違いがある造りになっているので、どちらになっても楽しむ事が出来る。   ハード的にもサウナや水風呂、露天、ジャグジー、ジェット、電気風呂、ぬる湯など銭湯としては申し分無い。   だが、その銭湯のオーナーは接客どころか、挨拶すらしないのである。   実は、その銭湯だけではなく、きちんと挨拶出来ていない銭湯は山ほどある。   スーパー銭湯や健康ランド、サウナ施設等の温泉・温浴施設ではそのようなことは滅多にない。 確かに感情がこもっていなかったり、笑顔が出ていないことはある。   だが、挨拶自体をされないことなど、まずあり得ない。   銭湯は違う。   挨拶自体をしない銭湯がまだまだ存在してい...
こんにちは、サウナ王です。     先日、「温泉が毎分●●Lですが、大丈夫でしょうか?」というお問合せをいただいた。   詳しい話を聞くと、湧出量が極めて少なく、これで温浴施設を開業することが出来るかとの問い合わせであった。   もちろん、湧出量は施設づくりに影響するが、やり方次第で開業はできるし、弊社にご依頼たいだければ大きく成功することも可能である。   私がよく新規開業のクライアントにお話するのは温泉に頼らない経営である。   温泉は地球からの贈り物、ただし、永遠に享受できるとは限らない贈り物である。   それにその贈り物にもレベルがあり、石っころのようなレベルから、ハリー・ウィンストンで売られているようなダイヤモンドまで、ピンキリである。   もちろん、以前よりは実際の温泉掘削前から大よその泉質や温度、...
こんにちは、サウナ王です。     先週、中国から帰国した。 中国の温浴施設は日本と違い「びっくり」の連続であった。     今まで、アジアだけではなく、ヨーロッパの温泉スパ施設も視察してきたが、当然だが国により違いがある。   一番の違いは法律の問題であろうと思う。   ヨーロッパは石造りで、日本は木造である。 日本は地震が多く、建築基準法や消防法等が海外とは違う。   そのため、ヨーロッパの良いサウナを見ても、日本で再現することは難しい。   だが、そのような条件下でも、取り入れられる部分は取り入れたいと思う。   今回の中国温浴施設の中で、日本でも取り入れたいと思ったのが、入浴料込の食べ放題と痒いところに手が届く接客サービスである。   これらなら、建築基準法や消防法は関係無い。 もち...

【 2012/04/08】中国の温泉スパ事情

こんにちは、サウナ王です。     今回は、一昨日中国より帰国したので、中国と日本の温泉スパ施設の違いについてお話しようと思う。   まずは「びっくり」から、 ・       サウナ室でタバコを吸っている人がいた ・       サウナ室にゴミを捨てる人がいた ・       サウナ室でつばを吐いている人がいた ・       サウナマットが汚いので、座らず立ったまま入る人が多い ・       アカスリスタッフが、オーダーが入るまでアカスリベッドで寝ていた温浴施設...

【 2012/04/01】私の履歴書から学ぶ

こんにちは、サウナ王です。     社会人になり、当時の上司から新聞を読めと言われて以来、20年以上、日経新聞を購読している。   中でも、「私の履歴書」は楽しみの一つだ。   今日からは演出家の蜷川幸雄さんだ。   私の履歴書は政治家、文化人、経営者などの話が聞けるので非常に面白い。   先月までの大和ハウス工業会長 樋口 武男氏の話は刺さる言葉が非常に多かった。   最終日の「平凡な人間が非凡なことを成す唯一絶対の方法が、『凡時徹底』だ」という件があるが、まさにその通りだと思う。   私もそれ以外に方法は無いと思うが、頭で分かっていても実際には出来ないのが『凡時徹底』であり、これが出来るから非凡なのだと思う。   温泉・温浴施設においても、「凡時徹底」は必要不可欠である。   どのような...