こんにちは、サウナ王です。
先日、ある温浴施設の社長さんから、「清掃を強化したら売上が伸び始めた」という話しがあった。
その通りである。
皆さんはご存じだろうか?
清潔度を上げれば上げるほど、売上が上がることを。
こんな言い方は非常に失礼だが、お客様はバカではない。
お客様は施設側の見えない努力を感じるものである。
その結果、何だかよく分からないけど、ここは落ち着く、居心地が良いといった『空間の心地良さ』に繋がり、最終的には売上が上げるのである。
某ホテルでは新入社員研修の最初にトイレ清掃を行っている。
そして、トイレ清掃のあとに便器の中の水を飲ませるそうである。
ようは自分で飲めるぐらい綺麗にしろということなのだ。
私は温浴施設に行くと必ずやることがある。
それはトイレチェックである。
チェックすると、ペーパーも三角に折られていて表面的には綺麗に見えるが便器の中が黄ばんでいたり、便器の後ろにホコリがあったりする。
まだ、温浴施設で完璧に清掃されている施設を見たことないのが残念である。
私はスタッフトレーニングの中で、トイレ清掃も教えているが、スタッフから、なぜそこまでやるのかと、聞かれることがある。
理由は自分たちが努力すればするほど、ご満足いただけるからである。
お客様はスタッフの見えない努力を、居心地の良さという形で感じ、結果として、売上が上がる。
重要なのは、売上アップを求めて清掃するのではなく、お客様に少しでもご満足していただきたいという気持ちが大切なのである。
その気持ちがお客様に伝わるのである。
そこを履き違えてはいけない。
そこを履き違えなければ確かに売上は上がるのである。
是非、皆さんの温泉・温浴施設でも、『お客様に少しでもご満足いただきたい』という気持ちで、清掃をより一層強化していただきたいと思う。
サービスのレベルに終わりがないように清掃のレベルにも終わりがないということを忘れずに。
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田 広