■ 温浴施設で、B級グルメフェアを実施し辛い本当の理由!
こんにちは、サウナ王です。
B級グルメの人気は絶大である。
初めてB級グルメを知ったのは4年程前だった。
ニュースで、B-1グランプリの第2回富士宮大会開催を見て、『これだ!』と思った。
それ以来、クライアントの温浴施設で定期的にB級グルメフェアを開催しているが、すべて成功している。
B級グルメは非常に強い吸引力を持っていると思う。
だが、一般的な飲食店と違い温泉・温浴施設では食材仕入れや厨房のつくり等の条件で不利な面があるため、B級グルメフェアを開催したいと考えても出来ないことがある。
それでも開催したいというのであれば、私の経験上、おススメはうどん・やきそば系のB級グルメである。
それらは食材も手に入るし作りやすいからである。
そして、うどん・やきそば系を選ぶもう一つの理由は、子供の頃から食べ慣れている料理なので、子供から大人まで、すべてのお客様から喜ばれる人気メニューだからである。
もちろん、クライアントの温浴施設ではうどん・やきそば系だけではなく、おつまみやご飯のおかずも、フェアメニューに選んでいる。
さて、実は社長や支配人がB級グルメフェアを開催したいと考えても、料理人がいる温泉・温浴施設では料理人が抵抗して出来ない場合が結構多いのである。
厳密に言うと、『料理人』ではなく『料理人のプライド』だが。
料理人からすると、B級グルメは家庭料理のようなものであり、安食堂で提供されているものという偏見がある。
まぁ、簡単に言えば「そんな料理を何で俺が作らなければならないんだ」と言いたいのである。
だが、そんなことを言っている料理人ほど、まともな料理が作れず売上も上がっていないことが多い。
そういう時に私はフェアの競争をすることにしている。
ようは料理人がやりたいフェアをやらせてあげる代わりに、B級グルメフェアも私の指示通りに開催させ、その出数・売上を競うのである。
だいたい、料理人は御膳や懐石風の手の込んだ料理フェアや北海道フェアなど、ご当地食材を使用したフェアをやりたがる傾向にある。
結果はもちろん、B級グルメフェアの勝利である。
しいて言えば、北海道フェアだけが強力なライバルといえるが、それ以外で苦戦したことは一度もない。
こういった競争を行い、3連勝すると、『すべて、あなたの言うとおりにします』という状況になるのである。
その後は、もちろん、料理人が社長や私の言うとおりにフェアを開催したり、メニュー改定を行ったりするのは言うまでもない。
その結果、売上は右肩上がりになるのである。
実は料理人に勝つためのテクニックがあるのだが、料理人に知られると今後使いづらくなるので、申し訳ないがここではお話できない。
温浴施設ではレストラン売上を上げるためにフェアを開催したり、メニュー改定を行ったりするが、実は『料理人のプライド』という名の大きな障害がある。
私の知る限り、料理人自身は人間性も高く良い人が多いと思う。
だが、悪い意味での『プライド』が邪魔するのである。
この悪い意味での『プライド』という障害を上手く取り除くことが、売上を上げる近道なのに、社長や支配人はこの改革を行おうとしないのである。
それには2つの理由があるのだが、それはここでは語るまい。
ところで、私はよく料理をつくるが、最近研究しているのが、トンテキである。
これはかなり美味しくてジューシーな状態で提供できるようになったので、クライアントの温浴施設でも提供を開始したいと思っている。
皆さんが、もしレストラン部門の売上アップでお悩みであれば是非ご連絡いただきたいと思う。
https://www.rakurakuhd.co.jp/menu/food.html
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田 広