こんにちは、サウナ王です。
私は客単価を上げる施策の一つとして、温浴施設・温泉施設のレストラン部門でおススメを行っている。
おススメのメリットは客単価アップや収益増だけではない。
例えば、自信のある一押し商品をお召し上がりいただくことで、お客様の満足度は大幅に向上する。
また、ABC分析ではCランクの商品でも美味しい商品はたくさんある。
おススメは、これらが、なぜ売れないのかを本当の意味で知るきっかけになる。
味が問題でないのであれば、値段や量、盛り付けなどの見た目の印象、食べづらい、食べる際に汚れるなど、いくつかの理由を調べることが出来る。
その結果、それらの問題点を改善することで、Aランク商品にすることが出来るのである。
私は実際にCランクの商品を圧倒的なAランク商品にした経験が数えきれないほどある。
さて、おススメは2種類に分けることが出来る。
一つはファーストオーダー時におけるおススメである。
二つ目は追加オーダー時におけるおススメである。
一つめのファーストオーダー時におけるおススメはおつまみや定食など、食事系のメニューであることが多い。
それに対して、追加オーダー系のおススメはアルコールなどドリンク系メニューであることが多い。
今日はドリンク系メニューのおススメについてお話ししたい。
追加オーダーのおススメポイントは2杯目または3杯目を飲んでいただくことが出来るかどうかである。
居酒屋などでは2008年の世界同時不況以降、2杯目を飲むお客様が減ったと言われているが、重要なことは2杯目、3杯目を飲んでいただくことである。
それが出来れば確実に客単価や収益はアップする。
特にアルコールは原価がそれほどかからない。
効果的なおススメ方法としてはメニューブックに載っていないメニューをおススメすることである。
日本酒、焼酎、梅酒などは多くの銘柄があるので、それをネットで調べたり、いも焼酎の好きな人、日本酒の好きな人に聞いたりして、聞いたことがない銘柄でも美味しいお酒を見つけたり、飲み方を調べて、それを隠しメニューにするのである。
そして、タイミングを見計らって、2杯目、3杯目のおススメを行う。
「○○県出身の料理長が20年以上飲み続けている○○県の日本酒です」
「スタッフの中で、いも焼酎が好きなスタッフがおりまして、彼が休日を使い半年間探し続けてやっと見つけたのが、いも焼酎の○○です。私も試飲しましたが、とても美味しいです。」
ダメ押しは「もしよろしければ試飲してみませんか?」。
これで、ほとんどのお客様はご注文されることとなる。
そして、オーダーがあったお客様にはタイミングを見計らって必ず感想をお聞きする。
その際に美味しかったと言われたお客様も、美味しくなかったと言われたお客様にも、必ず入浴割引券差し上げるとよい。
それが次回のご来店と、次回のおススメに確実につながってくるからである。
このおススメ方法を継続的に行うことで、レストランの客単価は50円以上アップすることとなる。
レストラン部門の客単価アップ方法は他にもたくさんあるので、お困りのお客様はご連絡いただきたい。
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!
温浴・温泉ビジネス コンサルタント 太田 広