こんにちは、サウナ王です。
今までは、スタバやドトールに行くことはあっても、マクドナルドに行くことは滅多になかったが、最近はちょっとお茶したい時などに使っている。
また、最近のマックは無線LAN対応なので、メールのやり取りなど簡単な仕事もできるというメリットもある。
きっかけは無料配布のコーヒーだった。
マクドナルドでは定期的に新規顧客獲得のためにコーヒーの無料配布をしている。
以前のマックのコーヒーは飲めたものではなかったが、いざ飲んでみると、味がかなり美味しくなり飲みやすくなっていた。
理由は、豆の品質にこだわっていること。4ヵ国のハイスペック・アラビカ豆だけを厳選し、独自の技術でブレンドしている。
さらに、おいしさを最大限に引き出すためのコーヒーマシンを開発し、これを全国のマクドナルド店舗に設置したことで味の均一化に成功している。
また、カップのデザインも高級感あふれるデザインにリニューアルし、飲みやすさを追及した新機能のリッドを採用したことなどが理由。
最初の無料配布キャンペーンは2008年2月の「プレミアムローストコーヒー」の発売時だった。
それ以降、定期的に無料配布キャンペーンを繰り返し、今では狙い通り客数増、売上増につなげている。
昨年7月に1週間、朝8時から1時間実施した無料提供の調査結果では、平均客数は45.5%上昇したとのこと。
ちなみに無料配布は毎週月曜の朝8時から9時まで実施している。
【客数増、売上増のシナリオ】
1.新規顧客獲得にはとりあえず来店してもらうこと。そのためには飲み物など手軽なものが有効と考えた。
2.コーヒーを受け取った人のほとんどは何か一品購入するため、食事メニューの充実に取り組み、朝食メニューとしてマックホットドッグクラシック(09年3月)を発売。
3.その結果、30代~40代の伸びが顕著で、彼らは昼食時にも来店するようになった。そこで、来店頻度を上げるために5月から「Mパワースペシャルランチセット」を発売。ハンバーガー類とポテト、ドリンクのセットを実質値下げした。こうして、新規顧客の獲得から、来店頻度の向上へと導いた。
4.次は利益率の高い商品への誘導だ。まずは朝食メニューでビッグ化を推進。ホットドッグを発売した後、4月には「マックホットドッグ メガソーセージ」を発売。「Mパワースペシャルランチセット」の顧客向けには昨年夏、通常価格290円~320円のビッグマックを200円で販売した。
原田社長曰く、「コーヒーを販売することでホットドッグの売上を伸ばし、一番利益率の高いビッグマックの販売個数を増やす。これがわれわれの戦略」と言い切る。
確かにその通りになった。
まずはきっかけづくり。
それから、来店頻度を上げるための施策。
その後、利益率の高い商品への誘導。
実は温浴施設でも同様の戦略が使える。
実際に私の顧問先でも、同様の戦略をとり、飲食部門売上が9カ月連続で前年売上を超え続けている温泉施設がある。
商品とイベントの違いはあるが、戦略は全く同様である。
皆さんの施設では、フリー(無料)にする必要は全くない。
重要なことはシナリオをつくること。
まずはきっかけから来店していただき、次に来店頻度を上げるためにどうするか、その後利益率の高い商品へと、どのように誘導するか?
このシナリオが描ければあとは実行あるのみ。
ただし、効果はすぐに現れるとは限らないので、その時は我慢が大事!
それではみなさん、一期一会、不撓不屈の精神で今日も一日頑張りましょう!
サウナ王が応援します!